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Sakai-house

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  • 土地選びがポイントに

    世田谷区で土地を探していたクライアントご夫妻が土地取得のために準備した費用は高額でしたがこの地域では20数坪の取得が限度でした。ご夫妻のご要望を叶える住宅を実現する為には敷地がポイントの一つと考え、F.A.D.Sが土地の視察とアドバイスをしました。その結果、南側に隣の旗竿敷地の通路部分が隣接し、東側が公道に隣接して2方向に開放している矩形のこの敷地が決まりました。土地えらびの時点から弊社が参画した事により、建ぺい率制限ぎりぎりまで建築しても、日当たりと隣家との間の空間が充分に確保できる快適な住まいが実現しました。

    御施主さんはご夫妻と猫4匹

    クライアントはグラフィックデザイナーと雑誌編集者のご夫婦で、ともに愛猫家です。ノラ猫4匹を大切に育てています。そこで、耐久性のある壁紙、猫用の部屋への出入り口設置、トイレスペースの確保など猫たちの為の工夫をしました。窓の位置も、ソファーや家具の高さにあわせて設計しました。猫たちが家具の上に乗った時にちょうど外の景色が眺められるようになっています。夫妻が仕事で留守にする日中、猫たちは帳行人を眺めたり風にあたったりしながら留守番をしています。2階全体が見渡せる、ささら階段の踊り場も猫達のお気に入りの場所です。(DETAILS-2へ続く)

    This is a house for married couple and 4 cats. It has been built in a popular region in Tokyo. Therefore, the price of land was high, and the area of the site was narrow. Moreover, a regulations restriction was severe. We devised the design in those conditions so that the client might live with the maximum spaciousness.

    The plan is a rectangle of 5m by 9m. The first floor was made a concrete, the second floor and the third floor were made from wooden by budgetary reasons. It is a space with which the living, the dining, the passage, the stairs, and the terrace are connected like the one room.

  • 22坪(72平米)の敷地にひろびろと

    狭く、法規的な制約が最も厳しい敷地でも、高い居住性を生み出す工夫をしています。
    中央に階段・廊下・バルコニーのある中庭型の構成は、階段・廊下・バルコニー部分を介してリビング・ダイニングがワンルームのように一体となるプランになっています。
    専門的にはコンクリート部分(ラーメン構造と壁式構造)と木造(一部鉄骨)を併用した難しい構造です。構造の工夫により、間仕切り壁がないプランを実現でき、狭い敷地を広々と使う事ができているのです。ワンルーム的でありながらもリビング空間とダイニング空間が独立しているのでそれぞれの雰囲気づくりが可能です。
    もちろん、冷暖房が必要な夏や冬は建具を使って、階段・廊下部分を仕切ることができるので、エネルギー効率をあげることもできます。

    うずまき動線

    階段・廊下が部屋の中央部にあるので、渦巻きのような動線計画が生まれます。
    キッチンが片付いていない時に突然の来客があってもリビングに通せますし、寝室は音が最も静かな動線の終点に設けています。忙しいご夫妻のライフスタイルにあわせた計画です。(DETAILS-3へ続く)

  • 光と風、熱と結露

    リビングの一部に小さな吹抜けをつくりました。吹抜けから光が差し込み、風が通り、空間が広く感じられます。上部は予備室で、両親などの来客時のゲストルームとして利用しています。親戚の子供達にも人気の部屋だそうです。
    デザイナーにふさわしいシャープな外観の住宅にするために黒い金属を外装に用いました。
    夏には暑い空気を外部に排出し、冬には結露の影響がないようにするため、金属の下には空気の層をとって、熱環境に対する工夫をしています。

    都心にのびのび暮らすために

    どの方向にも隣家が接近しているので光と通風と人の視線には特に気を配りました。
    それぞれの開口部からは近隣の樹木の緑を借景として見ることができます。さらに、中庭にはカシの株立ちを植え、バルコニー手摺には目隠しを兼ねてつる性の植物(カナディアンジャスミン)が巻き付くようになっているため、どの窓からも緑を目にすることができます。都心に住みながらも自然に囲まれているような住宅になりました。

  • 所在地 東京都世田谷区
    敷地面積 72.65m²
    建築面積 43.56m²
    延床面積 109.21m²
    構造 鉄筋コンクリート造+木造
    地上2階 地下1階
    その他

    『My home +』2004年秋号
    『建築知識』2003年10月号
    『INTERNET MAGAZINE』2003年8月号
    『月刊 ハウジング』2003年5月号
    『月刊 ハウジング』2003年8月号
    『月刊 ハウジング』2005年4月号